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【体験談】治験コーディネーター(CRC)ってどんな仕事?看護師から治験コーディネーターに転職したときの話

こんにちは、わいちゃんです!
突然ですが私は治験コーディネーター(CRC)として働いた経験があります。
今回は治験コーディネーターとして働いていた経験をもとに振り返ってみようと思います。

治験コーディネーターになったきっかけ

新卒で入職した大学病院を退職し、数年間アルバイト生活を謳歌していた頃にそろそろまじめに働こうかなと思って職を探していました。
バイト生活三昧でブランクがそこそこあったので病院以外で探していたのですが、治験関連の会社に勤めている友人に治験コーディネーターを勧められ興味を持ち始めたのがきっかけです。
紹介してくれた彼は同じグループ会社の臨床開発モニター(CRA)として働いており社員紹介を受け、晴れて治験コーディネーターとしてSMO(治験施設支援機関)から内定をいただきました。
よくある「新薬を待っている患者さんのために」
看護師の資格を活かして憧れのオフィスレディになれちゃうんですもの、、すぐ食いついちゃいましたよ。
紹介入社と言っても、一般の応募の方と同じように面接を受けました。

未経験者でも働けるの?

私が働いていたSMOでは未経験者でも安心して働けるように濃密な研修を受けることができました。基本的にどのSMOでも未経験者のための研修体制は備わっています。
入社してすぐに二週間に及ぶ入職時研修が始まりました。全国に支社がある大規模な会社だったため全国から東京の本社に新入社員が集まり一斉に研修を受けました。
研修内容は就業規則やビジネスマナーなどの一般研修、GCP(医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令)や法律等を学ぶ基礎研修、ロールプレイングを通して職種を学ぶ専門研修等、とても充実していた覚えがあります。
全国から集まる同期とはすぐに打ち解けて研修後に飲みに行ったり、カラオケに行ったりし楽しく研修期間を過ごすことができました。
ちなみに私が入社した月の東京本社の同期は4人いました。いつの時代も同期は宝です…(涙)

治験コーディネーターの年収・給料

治験コーディネーターの1年目の給料は病棟時代とどう変わった?

都内の大手SMOに治験コーディネーターとして勤務していた時の給料は手取りで24万円、賞与は3か月ほどでした。
年収にすると額面で400万円弱だったと記憶しています。
夜勤をガンガンやっていた病棟勤務時代の給料の差は100万円ほどありました。治験コーディネーターは夜勤がないのでこればかりは仕方がないですね。
また給料の中はにあらかじめ残業代が含まれている固定残業代、いわゆるみなし残業代が30時間分含まれていました。30時間を超える時間外労働に対しては別途残業代が支給されるのですが何度か残業が30時間を超え、別途残業代をいただいたことがありました。

昇格すれば看護師時代の年収よりアップすることが可能

入社して一年目は看護師時代の給料と比べガッカリすることも多いと思いますが治験コーディネーターは毎年昇給もあります。
また、アシスタントマネージャーやマネージャーなどへ昇格すれば看護師時代の給料をゆうゆう超えることが可能です。

わいちゃん
わいちゃん
直属の上司は入社4年でアシスタントマネージャーに昇格したそうです

土日休みとは限らない

担当しているプロジェクトや医療機関次第です。
基本的に被験者(患者さん)の来院スケジュールに合わせて病院やクリニックを訪問することになるので
また被験者からの問い合わせや緊急の用件があった際は曜日関係なくPHSに電話がかかってくることがあります。
求人には土日休みと記載されていることが多いですが全員が全員土日休みなわけではありません。受け持ったプロジェクト次第、つまり運です。

治験コーディネーターとして働くために必要な資格・スキル

医療資格は必須ではないが看護師は有利

同僚には薬剤師、栄養士、臨床検査技師、看護師などの医療に関わる資格を持っている人がほとんどでした。ちなみに直属の上司(アシスタントマネージャー)は薬剤師免許を持った方でとても頭のキレた方でした。
治験コーディネーターとして働くには特別な資格は必要ありませんが、仕事をしていく上で医師を始めとする医療従事者、被験者(患者)4とのコミュニケーションが必要となります。また被験者をピックアップするためのスクリーニングも医療の知識がある方が断然楽です。
疾患の知識を持ち、患者さんや医療スタッフとのコミュニケーションに長けている看護師は治験コーディネーターへの転職は有利であると言えます。

パソコンのスキル

治験コーディネーターとして働いて苦労したのはパソコン作業が苦手であったこと。
入社時はそんなに意識していませんでしたが、実際治験コーディネーターとして治験に携わっていくとパソコンを使わない日はほとんどありません。スタートアップ時はプレゼンのためのパワーポイント作成、被験者向けの資料や計画書など事務作業に追われることもしばしばでした。症例報告書などもパソコンで入力することがほとんどです。パソコンスキルがあるのとないのとでは仕事のスピードに歴然とした差が出てきます。
パソコンに苦手意識を持っている方は入社前にExcelの勉強をしておくことをおすすめいたします。

ビジネスマナー

臨床の現場ではビジネスマナーを学ぶ機会ってあまりないですよね?医師や患者さんに敬語を使うくらい…少なくとも病院に勤務していた頃は名刺を交換することもなければ、取引先に電話やメールを送ることもありませんでした。
しかし治験コーディネーターは毎日のように医療機関や他社のモニターなどとメールや電話で連絡を取り合います。名刺の交換も頻繁にありました。
一般企業で働く以上はある程度の身だしなみ・ビジネスマナーを身に着ける必要があります。

やってよかった治験コーディネーター

治験コーディネーターとして